
ワイン通を気取れ! 3分でわかるワイン入門!【産地編】
レストランでワインなどを頼む時、何を基準に頼めばよいのか分からないという方も少なくないでしょう。
 好きな女性と一緒に高級なお店に行っても、ソムリエが勧めるワインに「じゃあ、それで」言うだけでは格好がつきません。
 今回は、ワインの簡単な歴史と「産地編」というテーマに沿ったワインの基礎知識を見ていきます。
ワインの基礎知識
■ワインの歴史
 ワイン発祥の地は多くの説がありますが、現在のグルジアやアルメニアなどのトランスコーカサス地方だと言われています。
 その後、メソポタミアやエジプト、ローマへと文明が開かれた土地に伝承していきました。
 
 ■ワインは「風土」と「気候」で決まる
 ワインの味を決める要素はいくつかあります。土壌やブドウの品種なども重要ですが、大まかに言ってしまうと原材料となるブドウの産地の風土や気候によって左右されるものなのです。
 
 土地の日照時間や気温、つまりは「暖かい地方か寒い地方か」が重要になります。以下に暖かい気候の地方と寒い気候の地方のワイン産地の特徴について簡単にまとめました。
 
 【暖かい気候】
 ・赤ワインが多い(黒ブドウが育ちやすい)
 ・ワインの糖度が高い
 ・産出したワインのアルコール分が高い
 ・ワインの味がフルーティで酸味が弱い
 
 【寒い気候】
 ・白ワインが多い(白ブドウが育ちやすい)
 ・ワインの糖度が低い
 ・ほどよい飲みやすさで食中酒に適している
 ・渋味や酸度が強くなる
ワインの産地国別の特徴
■フランス
 フランスは「ワインのメッカ」と呼ばれるほど有名なワインの産地です。ブルゴーニュ・ボルドー・シャンパーニュ地方などがあります。個性的なワインが多いため、自分の好みに合ったものを見つけやすいかもしれません。
 
 ■イタリア
 国の全土にわたってブドウ栽培が行われている土地です。特に有名なのがビエモンテの赤ワイン「バローロ・バルバレスコ」やトスカーナの「キャンティ・クラシコ」などでしょう。庶民的に楽しめるワインが多く、そのほとんどが食中酒に向いています。
 
 ■スペイン
 スペインは、ブドウ畑の面積が世界一です。食前酒として知られているアンダルシアの「シェリー」もスペイン産ですが、一般的にスペイン産のワインの特徴は独特のスパイシーな風味と酸味にあります。最近では、バルセロナ近郊で作られるスパーリングワイン「カバ」も日本で人気が高まっています。
 
 ■チリ
 南米とワインはあまり結びつくイメージがないという方もいるかもしれません。実はチリはワインの産地として歴史があります。最近では日本でもチリ産のワインを見られるようになりました。チリ産ワインの特徴は、何よりもそのコストパフォーマンスです。値段が安い割には、味が赤白を問わずフルーティで女性ウケが良いとされています。

一口にワインといっても、味や特徴がさまざまです。
 ワインの味を覚えるのではなく、自分が好むワインを見つけてしまうというのも一つの手かもしれませんね。
 ただデートでレストランに行った時、ソムリエからワインを勧められても「自分はスペイン産しか飲まない!」などと言うのは避けましょう。
 デートの相手に「ワインの知識があるかもしれないけど、面倒なヤツ」だと思われてしまうかもしれませんよ!









 
        





























